手塚×不二SS「夢で犯れたら1」
全5話中の1話。エロネタ注意。
塚不二です。ギャグです。内容はほぼタイトルのとおりです。
・夢で犯れたら1
このところ、夢見が悪い。
「………………………」
ベッドの上にうずくまって、不二周助は溜息を吐いた。
勘弁してくれ、と呟く。
誰に言ってもはばかられるような、卑猥な夢。妙にリアルな熱い感触が、思い出すとはっきりと感じられた。
いやいや…待て。卑猥な夢が問題なんじゃない。
問題はその登場人物だ。いや、更なる問題はその体位…いや体位っつーかポジショニングつーか…ああ、何言ってんの僕は。
もう一つ溜息を吐くと、不二は再度ベッドに横たわった。枕元の時計を確認する。3:12…明日眠いだろうな。
とりあえず夢の事は忘れて眠ろうとするが、妙に神経が冴えて寝付けない。
しばしの間の後、不二は開き直って夢と正面から向かい合ってみる事にした。
まずは夢の内容をおさらいしよう。
舞台は何故か母校の小学校。二年ほど前に卒業したが、まあ六年間もほぼ毎日通っていれば夢の中に出てきても不思議はない。
そこの無人の体育館。多分真昼間なのだろうが、照明はついていなかったような気がする。
…そのど真ん中で、何故か僕は氷帝のポロシャツを着ていて…
……同じく氷帝のレギュラージャージを着た手塚に…
…手塚にというか手塚と…
…性交…
「ねーよwwww」
不二の口が勝手にストッパーを作動させる。
舞台設定と服装はまあ置いておくとしても、シチュエーションがありえない。
これが女性相手とか、せめて大和先輩とか乾なんかならばまあ心当たりもあるのだが、手塚はない。あり得ない。
手塚国光…
テニスの事とカリスマ性とは不二も素直に賞賛できるのだが、ぶっちゃけそれ以外はどうでもいい。
いつも大一番で腕を壊すのはどうにかならないのかと思わないでもないものの、彼の性的嗜好などせいぜい何で抜いてるのか想像がつかないというくらいの意識しか回せない。
ましてや、不二の性的欲求の対象にはならない…筈なのだが。
本当に…夢というのは。
「ごめんね手塚…」
…せめて、掘らなかっただけ許して。
口には出さずに付け加える。
そう、最大の問題点はそこなのだ。
――何故僕がヤられている。
何故手塚の名を叫びながらよがる。ああ、そんな声を出すんじゃない、僕。
「カウンセリングでも受けようかな…」
半ば本気で呟いて、不二は思考を放棄した。
つづく。
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